【エッセイ】久永家
65.初めての調乳

産後入院中の調乳指導。
休む間もなく指導が多すぎる。

指導員「ミルクを作る前は手を洗って清潔にしてください。哺乳瓶は消毒したものを使いましょう」調乳指導開始。粉ミルク、哺乳瓶、お湯を用意してある。指導員「ミルクはその都度作って与えてくださいね。作り置きや飲み残しは雑菌が繁殖するので赤ちゃんに与えないように。ミルクに添付されている計量スプーンを使って哺乳瓶にミルクを入れます。ミルクを入れるときは奥からすくって缶のフチで擦り切ってください。ミルクやお湯の必要な量はミルクの説明文に載っています。お湯は一度沸騰させた70度以上のものを出来上がり量の3分の2まで入れます。電気ポットなどで70度以上に保温しておくと便利です。」エッセイ漫画久永家65話1
指導員「哺乳瓶の先端とキャップを付けて、軽く振ってミルクを溶かします。火傷しないよう気をつけてください。出来上がりの量までまたお湯を注いだら再び振って溶かします。このままだと熱いので適温まで冷ましましょう」例えば容器に入れた水に哺乳瓶をつけたり、水道の水に哺乳瓶をあてるなどしてミルクを冷まします。エッセイ漫画久永家65話2
指導員「2回目に入れるお湯を湯ざまし(一度沸騰させてから冷やしておいた水)に替えると冷ます時間が短縮されておすすめです。腕の内側に1、2滴ミルクを垂らして温度を確認しましょう。それじゃあ今からミルクを作る練習をしてみましょう。各机に回りますので、ミルクを実際にすくって哺乳瓶に入れてください」沙和(いや眠いんだが)エッセイ漫画久永家65話3
沙和(結構家で色々予習してたし、ミルクの調乳指導受けるより、早くベッドに戻って寝たい)指導員「もっと奥からすくって擦り切ってください!」沙和「すいません!」次は栄養指導の時間。指導員「妊娠中にも指導があったかと思いますが、産後もバランス良く栄養をとりましょう。母乳育児中のお母さんはそうでないお母さんよりおよそ500k cal多く1日のエネルギーが必要とされています。母乳に悪影響を与えるものとの付き合い方ですが、カフェインは現金とまではいきませんがほどほどにしてください。コーヒーや紅茶はマグカップ1、2杯程度。コーラや緑茶その他にもカフェインは含まれています」エッセイ漫画久永家65話4
母乳指導員「アルコールはできるだけ控えてください。生後3ヶ月以降ごくたまに飲むグラスワイン程度なら問題ないとされていますが、その際は次の授乳を母乳ではなくミルクにするなど、赤ちゃんに母乳をあげるのは数時間空けてからにします。もちろんタバコは悪影響なのでやめてください。」沙和(禁酒に禁煙…しばらくお酒は飲めなさそうだな。しかし眠い)エッセイ漫画久永家65話5
沙和(調乳指導も栄養指導も勉強になったけど、寝て産後の体を休めたい)夫の知也が病室に現れる。沙和(あ、もう面会の時間か!)すっぴんでろくにケアもできずに両家両親と面会することになってしまった。エッセイ漫画65話6

入院中に化粧なんてする暇がなかった…。
赤ちゃんのことだけで自分のことは後回し。
この話は電子書籍4巻に収録予定です。

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