陣痛が来て産院に到着しても、すぐにいきんで赤ちゃんが産まれるわけではありません。
陣痛間隔が短くなり痛みが強くなって、赤ちゃんが徐々に子宮口に降りてきて、子宮口が最大に開いて、助産師さんがいきんでいいと指示が出たらいきむようにします。
妊娠出産の実体験を綴ったコミックエッセイ「久永家」も46話でようやくいきみ始めました。
せっかくなので陣痛時のいきみ方についてまとめておきたいと思います。
簡単ですがいきみ方のポイント図解。
図解って言うか絵です。使い回しですみません。
ちょっとこの絵だと体が沿ってるように見えるかもしれませんが、
体をそらすと骨盤が狭くなってしまうので、上体を起こすような感じでいきむようにしてください。
・いきむ時の呼吸
陣痛がきたら大きく息を吸って、便を出す時と同じようにいきんでください。
苦しくなったら息を吐いて、もう一度大きく吸っていきみます。
痛みがなくなったら吐いて深呼吸。
妊娠中に力を入れると危険なため、練習する時はいきまないよう注意してください。
助産師さんがいきむ時に合図をしてくれる場合もあるようです。
とにかく助産師さんの言う通りにやれば大丈夫です(結論)。
「久永家」46話で描きましたが、私は助産師さんから「声を漏らさないようにしたほうがいい」と指導を受けました。
これも参考までに頭に入れておくといいかも。
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・いきみ逃し
※お産の最中、お母さんがいきみたくなった時にその感覚を逃すこと。子宮口が全開になる前などにいきんでしまうと母子ともに悪影響があるため、助産師の指示があるまでいきんではいけない。
私はいきみ逃しを経験してないのでなんとも言えないんですよね…。
陣痛中に「いきみたい」という感覚がなかったので、
いきむ指示が出た時「あれ?もういきむの?」という感じでした。
いきみ逃しは肛門付近をテニスボールで押したりするのがよく知られている方法です。
肛門を強く押さえたり、腰をさすったりするといきみたい感覚を緩和することができるようです。
いきむよりいきみ逃しの方が辛かったという人もいるので、気になる方は調べてみてください。
入院準備品としてテニスボールを用意しておくといいと書いてあったりしますが、
私が出産した病院には常備してありました。
機会があれば医師や助産師に訊いてみるのもいいかもしれませんね。
繰り返しになりますが、いきみ方に関してはイメージトレーニングしておくことをお勧めします。
やり方を勉強していても陣痛中に思い出して実行するのはなかなか難しいため、実際にポーズをとってみて体に覚えさせましょう。
呼吸もやってみてください。
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ですが、妊娠中に強くいきむのはお腹が張ったりして危険なので注意。
あくまでイメージトレーニングです。
予習しておくだけでだいぶ気持ちに余裕が生まれると思います。
いきむのは苦しいですが、正直いきむ段階に行くまでの方が長くて大変です。
人によっては数日かかったりするので。
いきむ指示が出たらあと少しで赤ちゃんに会えると思っていいんじゃないでしょうか。
出産を控えている方の参考になれば幸いです。
妊娠出産エッセイ漫画「久永家」では、作者の妊娠出産体験が医学的な説明を交えて描いています。
無料で読めますのでぜひご覧ください。
久永沙和30歳、初めての妊娠。難病持ちで夫と二人暮らしの主婦が、妊娠出産について勉強しながら赤ちゃんを迎え、母になる。妊娠出産育児の実体験をリアルに綴ったエッセイコミック。ほぼ無料公開中。2021.4.26完結。全70話。久永家①[…]