エッセイ漫画久永家6話あとがき

今回の話は整形外科の内容でした。

が、ちょっと言っておきたいのが、久永家は病気と闘いながら出産育児をする漫画ではないという事です。
強直性脊椎炎はあまり知られた疾患ではありませんし、重症化すると手術が必要だったり長く苦しんだりする病です。
しかし私はこの病気のせいで難産になった訳でもないし、今でも薬は飲んでいますがもちろん障害者手帳も受け取っていません。
普通の人と全く同じように日常生活が送れています。


じゃあどうして病気の事を漫画に盛り込んだのかというと、出産を通じて私自身が病気に関して思う所があった為必要な情報だと判断しました。
それが分かるのはかなり先の事なので、簡単に言うとお楽しみにって事です。

妊娠する2ヶ月前に前症状が一気に進行した事があって、その時の事を少し書いておきます。
ある日の夕方、まともに歩く事も出来ないし首を動かす事も出来ない、それどころか手を動かすにも足を動かすにももれなく激痛。
ベッドから起き上がる時夫の助けを借りたんですが、あまりの痛さに絶叫して床によつんばいに崩れ落ちて号泣。
夫に救急車呼ぶ?と言われましたが救急隊員が運ぶ時のイメージって1、2、3って担架に乗せる感じだったので、それだと痛すぎて死ぬと思い、結局車で病院に向かいました。
唯一痛くない姿勢が椅子に座って背筋を伸ばしてる状態だったので、病院に着いてから相当待たされたにも関わらず苦になりませんでした。
というか40度近い高熱が出てたので、座りながらほとんど気絶していたようです。
その後処方された薬のおかげで症状が治まったのですが、その薬というのが座薬で、自分では出来ないしやった事もないので夫に入れてもらった事を思い出します。
恥ずかしいやら首がもげそうなほど痛いやらで散々でした。
薬のおかげで2時間後にはすっかり痛みがなくなってしまったのも驚きでした。

→こちらのエピソードは久永家30話で描いてます。

それ以来症状が重くなった事はないのですが、進行が酷い場合は背骨が変形して固まってしまうんだそうです。
そして問題はあのとき何故一気に症状が重くなったのかが分からない事です。
医師によると風邪等でも重症化する事があるとの事で、なんだか爆弾を抱えているような毎日ですが、とにかく規則正しい生活と適度な運動を継続して行く事が大事らしいので気をつけて生活しています。

病気の症状に悩まされている間は子作りどころではなかったので、ようやく妊娠できた時はやっぱり嬉しかったですね。
その辺のくだりを漫画で描いても良かったんですが、病気持ちの母親の育児漫画と思われたくなかったのでひとまず省きました。


この病気で苦しんでいる方がたくさんいますが、私の場合現在はほぼ症状がないので。
でもあの一件で「この人と結婚して良かった」と夫に対して改めて思ったので、いずれ描くかもしれません。

背景を描くのは最初めんどくせーと思うんですが、妄想が湧いてきて楽しくなってきちゃうタイプです。
建物の窓描いてれば
「この窓の部屋には病弱な少年が住んでいる…頑張れ少年!」とか
車描いてれば
「この車に乗ってる夫婦は借金を抱えて生活が厳しい…奥さんはバイト掛け持ちで大変!」とか。

今回は本屋の雑誌描いてて
「この女性誌は業界4位。表紙は貞子」
ということで表紙に貞子と井戸を描いたりしました。
結局描いても使わない部分が多いので、貞子もお蔵入りになってしまいましたが。
でも背景で遊ぶのもなかなか楽しいです。
だからクオリティが低いって話なんですけどね。

下手なりに頑張って描いた背景なので、駄目だと分かっててもちょこちょこ使い回してます。
6話はかなり使い回しが多いです。見逃して下さい…。

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