SOUL’d OUTとは2003〜2014年に活動していた音楽グループです。
2022年6月末にTwitterトレンド入りして懐かしくて聴いてたら、ここ2ヶ月日常生活に支障をきたすほど中毒になってしまいました。
デビュー当時とか初期の頃は結構聴いてて、1stアルバムを購入したり2ndアルバムをレンタルしてMDで聴いたりしていた気がします。
…CDをレンタルだのMDだの、なんだこの時代を感じる文章は…。
今40代の私が20代の頃の話なので致し方ない。
↑MDウォークマンて今レンタルもできるんや…。
昔のMDに入れた曲をPCに移行するために使うという需要があるんだねすごいね。
てか活動休止してたり解散してしまってたのも知らなかったので、今は無きグループに思いを馳せる未亡人みたいな心境になってしまっています。
以前聴いたことある曲はもちろん、聴いたことなかった曲が今は耳に心地よく響いてかつ面白くて、めちゃくちゃ作業妨害されています。
※褒め言葉です。
・COZMIC TRAVEL
今一番好きな曲です。サムネ誰やねんに関してはサビで判明します。
この曲が出た当時はSOUL’d OUTから離れてしまっていたようで、2022年になって初めて聴きました。
一度聞いてノリが良くて繰り返しきいて、歌詞を見たら「そんな言葉選びする!?」っていうワードチョイスが面白くて癖になります。
MVが近未来宇宙な感じが私の好きなゲーム(X BOXのマスエフェクト)っぽいのも良いです。
この曲のタイトル、「COSMIC」じゃなくて「COZMIC」なんですよね。
こういう言葉遊びとかが多くて楽しいです。
↑ついでに私が好きなゲームをご紹介。
宇宙を舞台にしたSF感がMVの雰囲気に似ている気がします。途中出てくる惑星探査機?がゲーム中のそれっぽい。
リマスター版出てるのか…やりたいな。
TPS型のアクションRPGというかアドベンチャーで、宇宙人との交流や宇宙探索とバトルが楽しい。
・TOKYO通信 ~Urbs Communication~
当時は「ジャンルがわからないけど不思議と耳馴染みの良い曲だな〜」くらいにしか思ってなかったんですが(ガッツリ聴きまくったけど)、今聴くとすごく考えられてる曲というか、すごいなこれ!と思う曲。
作曲したことない私ですが、きっとそうなんだろうと思う曲です(語彙力…)。
冒頭の着信音「トゥルルル」かと思ってたのに、改めて歌詞見たら「Dtrrrrrrr!」でなんやこれと思いました。
着信音ドリルやん。
初手からけたたましすぎて耳えぐれるわ。
どういう情景なの。面白すぎる。
・To All Tha Dreamers
この曲を20代の頃鬼のように聞いてた記憶があって、今聴いても確かにいい曲だけどなんでそこまで聴いてたんだっけと歌詞を見たら感動して泣いちゃった…。
めっちゃいい曲やんこれ…。
そら耳えぐれるほど聴くわ…。
そんな当時の自分を思い出してまた泣く私。情緒不安定か?
・ALIVE
初見は「ピャッピャピャッピャ言うてる曲だな〜」と思いました。
なんせ歌詞に英語が多くてよく聞き取れないため、聞こえたままの印象をありのまま話すぜ!ということしかできなかった自分を、今では恥じています。
この曲はSOUL’d OUTの曲の中でも割と日本語多めだと思うのですが、歌詞の内容がすごくいいので当時もよく聴いていました。
よく聴きながらも、「どうしてこんなにピャッピャ言うてるんだろう」とは思っていました。
でもピャッピャ言うてないとこの曲じゃない。
何言ってるのかわからないと思いますが、そういう曲です。
一度聞いたら耳に残る曲ばかりで、同じような曲が無いのが良いです。
音ありきで歌詞をはめこんでるのかな。
メインMCのDiggy-MO’氏は自分の声を楽器を奏でるみたいに出すので、歌ってるというよりはリズムに適切な音を出してるみたいな感じ(語彙力ー)。
そんなわけで、最近は暇さえあればSOUL’d OUTを聴いているし中古DVD買ったりしています。
↑ATTITUDEは好きな曲が多いのでお気に入りのDVDです。
LIVEのクオリティが高くて驚いています。
生で本当に歌えるんだ…という衝撃とアレンジが良き。
人は疲れた時に青春時代にハマったもので活力を得られるらしいので、もしかしたらそういうことかもしれないですね。
2007年以降の曲は聞き覚えがなかったので新鮮に聴いています。
でも寝る前に聴くと脳に響いて眠れなくなっちゃう。
YouTubeで色々聞けるので、興味を持った方は試聴してみてください。
サムネが特殊だったりするけど勇気を出して聴いてみてください。
MVや服装がダサいとか気にしないでください。
歌詞はほとんど聞き取れないし、見ても意味不明なことも気にしないでください。
目は閉じてて大丈夫。とにかく音を聞いてほしい。
そう、当時はなんかダサいとか一部で言われてたんですよね。
というか独特のセンスが光りすぎてて、個性的すぎてそう言われてた感じでした。
今見てもジャケットとか、誰のこだわりか分からないけど主張が強いなとは思います。
あ、一応説明しておきますがジャケットとはCDのパッケージのことです。
説明しないと音楽をストリーミングで聴く世代には伝わらない気がした。
2010年生まれの我が子に「CDって何?」と聞かれたのでこの説明すら伝わらなさそうですが、え、CDってもはや40代の我々で言うレコードみたいになってる?
とにかく、この頃はCD買うかレンタルする時代だったので、ジャケットで個性強いと手に取りにくかったと思うんですよね。
ネット通販より店頭で買う方が断然主流だった気がします。
私はCD持ってましたけど、SOUL’d OUTはジャケットも曲も個性的で歌詞も意味不明(褒め言葉)なので誰かに貸したりできませんでした。
↑私が当時持っていた1stアルバム。予約して買った気がします。
HIP HOP界隈で流行っていたネーム入りのでかいペンダントぶら下げるのは一体なんだったんでしょうね。
女子ウケとか気にしないのが彼らの良さだと思いますが、ちょっとあの、毎回友達におすすめしづらいジャケットだったんですよね。
この時代は友達とCDやら本やらの貸し借りをよくやったものです。
でも日本人は万人受けするものが好きなので、個性つよつよだと他人へ勧めづらいんですよね。
あれ?でもHIP HOPにしてはかなり聴きやすかったんじゃ…でもこれHIP HOPじゃないような…。
もうよくわからなくなってきました。
要するに、シェアできなかったので隠れキリシタンのように聴いていたんです。
そういう人多かったんじゃないのかな。
なんか感情のままにガガガッと書いちゃいましたが、オリジナリティが強いグループであることは間違い無いです。
ジャンルに捉われないし、詞が答えのない謎解きのようになっていて非常に面白い。
ダサいようでカッコよかったり、おしゃれな曲なのに実は歌詞が卑猥だったり(これびっくりする)、ノリがいい曲で歌詞が哲学的だったり応援歌のようだったり、1曲1曲にいろんな側面があって楽しいです。
当時HIP HOPは誰かをディスる文化があったんですが(今は知らないけど)、SOUL’d OUTはそういった要素がなく前向きな歌詞で元気をもらえます。
自分達のスタイルを貫いてる感じがかっこいい。
再結成を願う声がネット上に多々ありますが、そこまで私は再結成を願ってはいないんですよね。
ただ元メンバーの3人が幸せに笑って生きていてくれたら、それでいいと思います(溢れる未亡人感)。