私がこの病気になってから自然と生活習慣が変わっていき、こうした方が楽だなと思ってやっていることをご紹介したいと思います。
今回は日常でやっていることです。
私の強直性脊椎炎患者エピソードはこちらの漫画がわかりやすいです。
→エッセイ漫画「久永家」3話
→エッセイ漫画「久永家」30話
私の症状は主に仙腸関節が痛む状態です。
強直性脊椎炎患者のほとんどがそうらしいです。
大体左右どちらかの臀部または足の付け根あたりが痛みます。
同じ症状が出ている方は参考にしてみてください。
階段を上がるとき
痛くない方の足から一段ずつ上がります。
痛くない方の足を一段目にのせ、痛い方の足を同じ一段目にのせます。
一段一段ゆっくり降りていきます。
痛みが強いときは手すりに重心をかけます。
階段を降りるとき
痛い方の足から1段ずつ降ります。
登る時と逆です。
痛い方の足を1段目に乗せ、痛くない方の足を同じ1段目に乗せます。
痛みが強いときは手すりに重心をかけます。
手すり重要です。
ないならつけた方がいいです。
階段だけでなくトイレにもあるといいです。
両足が痛む時は地獄なので、ゆっくりゆっくり上り下りしてください。
そういう時は歩くだけできついと思います。
壁に手をついたり、付き添ってくれる人に寄り添ったりしてゆっくり歩いたほうがいいです。
くしゃみするとき
くしゃみが出そうになったらしゃがみます。
関節が痛むときはくしゃみすると響いて強く痛んでしまいますが、なんでか分からないけどしゃがむと関節の痛みが軽減されます。
その際、何かに掴まるといいと思います。
テーブルとか椅子とか。
ただしゃがむだけだと関節が痛むことがあります。
掴んでいれば立ち上がる時の補助にもないます。
注意点として、しゃがむ途中でくしゃみが出るとぎっくり腰になる可能性があります。
何度かくしゃみでぎっくり腰をやっている身としては、とっさにしゃがむのは結構訓練が必要なのかもしれません。
いやくしゃみで訓練て何だって話ですが。
痛みが強くてしゃがむことすら無理、という場合はくしゃみを無理矢理消しています。
くしゃみが出そうになったら息を止め、自分で鼻をつまみ口を押さえてくしゃみを消します。
たぶん端から見ると顔真っ赤で頑張ってる感が強いと思うんですが、今くしゃみ出ると激痛くる!と思うと意外と止められます。
飲み込むイメージです。
人間やろうと思えばやれます(ごり押し)。
くしゃみをした後は何故くしゃみが出たのか分析します。
冷えからくるものならすぐに体を暖め、花粉症なら耳鼻科に行った方がいいです。…普通すぎる。
朝起きたら軽く体操
朝起きてベッドから出たらすぐに実行します。
ラジオ体操第一の背骨を大きく動かす動作を一通りやります。時間的には30秒くらいかな。
その後水を一杯飲んでからトイレに向かうのが私の朝の定番なのですが、病気発症前は寝起きの体操なんて行っていませんでした。起きたら水飲んでトイレに行く、という流れでした。
ですが発症してしばらくたち、だんだん慣れて強い痛みが収まってきた頃、以前と同じようにトイレに行ったら激痛で立ち上がることが出来ずにトイレで座ったまま、30分近くもがくはめになった事があります。
これはなかなか情けなかったですよ。
トイレで動けず、少しでも動くと激痛が走ったためお尻もふけずに30分。夫に助けを呼ぶにも呼べず、めちゃくちゃ頑張って抜け出しました。
それ以降、朝一トイレの前は必ず軽い体操をします。
朝起きてすぐに軽く体操しておくことで、その日の自分の体調を知ることができます。
いろんな部位の関節を動かして、今日はここをこうすると痛いからやめておこう、いつもより痛みが激しいからボルタレン使っておこう、といった対策が取れます。
また、軽くですが動くことで血流が良くなり、少し体があったまります。本当に少しですが。
冷えると痛みが強く生じやすいため、特に冬は体を内側から温めることが大事です。
朝はその後お弁当作ったりしてから、また運動をします。
軽くではなく30分ほど気合い入れて動きます。
それに関してはまたの機会に書きたいと思います。
ざっと簡単にですが、私が普段気をつけていることを書いてみました。
私が強直性脊椎炎を発症してから10年ほど経ち、この病気と付き合ってきた結果、こういう生活習慣が身についた形です。
発症初期は症状が安定せず、激痛がある日と平気な日がバラバラだったり、日によって痛い箇所が違ったりと毎日の生活が不安定で怯えて生活していました。
そんな時にこういうブログ記事があったら参考になっただろうなあと思います。
どこかで同じ病気に苦しむ誰かの役に立てば嬉しいです。
以前にも書きましたが、寝具にはこだわったほうがいいです。
睡眠が取れないと症状も悪化します。
こちらの記事を参考にしてみてくださいね。