2025年9月23日に宝塚観劇に行ってきました!
私が昔ハマったゲーム「悪魔城ドラキュラX月下の夜想曲」を演目でやると親友から教えてもらい、生まれて初めて観てきました!


以下感想です。
※親友に送った内容と同じ文面なので、口語体失礼します。親友許可済です。
注意:ネタバレ全開&長い
長すぎるのでもくじを作りました。
開演前の歌
聞き覚えのあるメロディと「あーるーかーあああーどー」のコーラスが聞こえて、これゲームが始まる前の名前入力画面のやつ〜!!ってなった。

しかも脚本見たらたぶん生コーラスだったん?!
実は開演前にオペラグラスが無い!ってバタバタして気が逸れてたので不意打ちすぎた
冒頭のドラキュラ戦
早速聞きたかった名台詞がきけて良かった〜!!
「滅びよ!ここはお前の住む世界ではない」
ありがとうございます。
短髪のリヒターかっこよすぎて愛。
※久永はリヒター推しです。

ゲームではリヒターが単独で倒すけど、マリアも一緒に戦って2人で倒すのね。
幻想的舞曲がかかって原作ファンとしてはエモすぎる。
ゲーム上はドラキュラが火に包まれて終わるけど、舞台が下がって沈んでいく演出なのかと感心した。
アルカードの目覚め
ドラキュラ城の曲がかかり、アルカードが登場して美に圧倒された。

アルカードがだいぶ憂いを帯びていて、すごく葛藤して生きているんだな〜と思った。
キャラの深掘りありがてえ。

ゲームには無い服着てたけど、イメージや世界観を崩さず、役者さんのスタイルの良さが際立ってた。
※原作に準拠してシャフトに装備取られた?
目覚めたばかりでこんなかっこいいことあるのかよ。そら修道女も浮き足立つ。
アルカードの服だいぶ動きづらいけど、果たしてアクションできるのか?と思ってたから、こういう改変はありがたい。
ゲームと違うのはアルカードの一人称が『俺』ではなく『私』なことくらい。
でもこのアルカードは私の方が良いのでOKです。
突然のフランス革命シーン。
親友がアドバイスしてくれたので軽く予習しといて良かった。
が、ロベスピエールて誰やねんと思いつつ見てた。
後から調べたら実在の人物と知って恥ずかしい限り…。
そんな歴史上の重要人物が洗脳されてたのか、と後からストーリーが繋がったので圧倒的予習不足。
「俺は戦うことしか知らないので政治のことはわからない。だが人のためになるなら喜んで力を貸そう」
脳筋リヒター解釈一致で好き。
一族最強のヴァンパイアハンターなのに、アネットを人質に取られて必死になるリヒターあまりにも好き。
やはりリヒアネは推せる〜愛。

アルカードが昔の父母を回想してるシーンの曲、木彫パルティータ。
すごく好きな曲なので生オケで聴けて嬉しすぎる。
ゲーム内では図書室の曲で、そこに出てくる爺の出番がなかったのがちょっと残念だけど…。
家族の大事なシーンなのに脳内にちらつく爺が邪魔だった。笑
闇堕ちリヒターもかっこいい。
脚本にも「闇堕ちしたリヒター」と書かれていてわろた。
悪魔城ドラキュラ三大名曲BloodyTearsを歌うリヒターとアネット。
歌詞つけてくれてありがとう。
※ちなみに三大名曲とは言うものの、月下の夜想曲ではどれも使われず不満の声が上がったのでアレンジであるセガサターン版で三大名曲を収録したりしてます。

アルカードとマリアが魔物と化した兵士と戦闘してる時にも三大名曲ヴァンパイアキラーが流れててよだれ出るかと思った。
劇中で使ってくれてありがとう。
マリア可愛い。

マリアってこんなに可愛いかったのか。
クールで無愛想なアルカード、元気で勝気なマリア、ええやん。
ゲームには無いけど、幼い頃にアルカードがアネットとマリア姉妹を助けてるエピソード、マリアの再現がコミカルで良かった。
その後の再現シーンがほぼ同じでわろた。

修道院の連中が、助けてもらったのにアルカードとマリアを悪魔呼ばわりするのやばかった。
人間愚かすぎ。まあドラキュラの手下がそそのかしたせいだけど。
アルカードが葛藤するのもわかる、辛いよな。
しかも人間の欲望で父のドラキュラが目覚め、その父を息子である自分が手にかけないといけないのつらすぎ。
アルカードのことを歌ってるマリア、歌がうますぎる。
「あなたのことを愛しているの」
え、そうなの!?ってなったけどこのアルカードなら仕方ない。
なんかマリアのこと応援したくなった。
マリアが吸血されてしまうシーン。
へ!?聞いてないんですけど!!何してくれてんだ!
ここの曲、パール舞踏曲、しもべからの祭典、好きな曲や!ボス戦の曲や!ありがてえ〜と思ってたらあっさり吸血。

やばいやばい、まじでどうすんのこれ。
マリアのこと大切そうにマントに包んでくれてありがとうアルカード、きゅんです。
アネットを助けたと思ったらデスが化けてたところ、ほんまふざけんなの気持ちと慟哭するリヒター観れてありがとうの気持ちで脳内ぐちゃぐちゃだった。
魔術をかけられたリヒター、操られて形相が変わっててすごかった。
ドラキュラ伯爵、改めて見るとビジュが良すぎる。
ゲームだとラスボスとか宿敵とか強え〜みたいなことしか頭にないので、今回の舞台で父上のビジュが良かったことに気づいた。アルカードの父だからそりゃそうなんだけど、盲点だった。
復活シーンの待ってました感すごい。
喋り方が原作に沿ってて、まじで実在してた。

「リヒター・ベルモンド、貴様の勇姿をまた見られるとは」
これに関しては私も同意です。
なお、リヒター主役の悪魔城ドラキュラではアネットの救出が遅れるとアネットがサキュバス化して襲いかかってくる。
闇堕ちリヒターとサキュバスアネットのカップリングは一部のオタクに人気があります。
ええ、私もその1人です。
渡守が出てきて死者の世界にいくシーン。
まず渡守出してくれてありがとう。曲もそのまま使ってくれて嬉しい。
その後母上に化けたサキュバス登場。
すごい高音出るやん。
普段男役らしいのに喉どうなってんですか、そして動きが妖艶で良かった!
ここでも曲のおかげでゲームの記憶が蘇ったんだけど、もしかしてコーラス部分は生歌だったのかな‥?
アルカードの部屋の壁画の絵が母上なのに、下にアルカードって書いてあったのが疑問だったんだけど、名乗りがドラキュラの逆綴りであることを説明するためだったんですね。
その右の使い魔の剣魔?の説明はなくて大丈夫なんですか?
原作知らない人には気味悪い装飾でアルカードのセンスを疑われたんじゃないだろうか。
オペラグラスで見たら剣の持ち手が人面みたいになってたので、まじでどんなインテリアセンスや。
アルカードVSマリア
マリアがちゃんと四神獣を召喚して戦っていて感心した。
ヒロインのバトルシーンがあると思わなかった。
聖なるメガネの演出ナイスです。
ちゃんと原作通り変なアイテムで、なんかすみません。
でも笑い要素も入れてくれるのありがたい。
てか公演中も多少の笑い声はいいんだと安心した。

マグヌスはオリジナルキャラ?かと思ったらドラマCDのキャラだったのか。
チョイスがオタクすぎ〜、そしてサキュバスと対になるビジュが良き。
マグヌス→サキュバス→ドラキュラ→リサ
わかりやすく愛情が一方通行だけど、闇サイドなのにみんなとても一途で好きです。

アルカードとマリアが夜空を飛んで移動するところ、流石にLEDパネルの映像か〜と思ったんだけど、逆に2人の表情がわかりやすくて良かったかも。
アルカードVSリヒター
リヒターの鞭使いすごい。
床が傷ついちゃうだろうし鞭を振り回してくれないだろうと思ってた私は愚かでした。
流石に鎖の鞭ではないけど、ヒュンヒュンぶん回してくれてありがとう。
ゲームでのやりとり観れて良かった。
鞭を首に垂らしてるのも良きです、そうやって収納?するんですね。
あー、でもこのリヒターはアネットが弱点で闇堕ちするの良いな。
これぞ人間て感じがする。緑の球が妙にリアルだった。
アルカードVSドラキュラ
愛じゃん…夫婦愛と親子愛じゃん。
ゲームだとドラキュラの敵意に理由は求めてなかったけど、この解釈すごいわ。
ドラキュラ自身も滅ぼされるのを望んでいたとは…思い出して涙。
やはり人間こそが悪なのでは…。
ドラキュラを救おうとするアルカードにも涙。
かつての父のように、自分も人間を愛そうと…
としんみり思ってたところにシャフトがまた邪魔してお前〜!!ってなった。
親父がシャフトを葬ってくれて、まじで親父の威光見せつけてくれてナイスやった。
※ゲーム内には「おやじのいこう」という攻撃アイテムがあります
そしてここでもゲーム内の名台詞。
「リサは最後になんと言ったのだ」
「人間を恨まないでくれと。そして父上、あなたを永遠に愛していると…」
満足。そして涙。

「在るべきところに帰れ!」
美しいけど、父が望んだことだけど、やっぱり悲しいシーン。
脚本には突き刺した剣が十字架のようにも見えるとなってて、あ、そうだったのか!と悲しみ倍増。
マリアが人間に戻ってとても安心した。
なんで父上は薬を飲まずに持ってたんだろう。
この時を見越していたのか?
妻の形見として持っていた説、アルカードを残して自分だけ人間になるわけにいかないと思って使わなかった説など、妄想が膨らみます。
城の外で全員がアルカードを見送るシーン、ゲームで観たやつ〜!
もうエンディングかと思ったら、その後きちんとドラキュラを弔ってくれてたアルカード優しい。
マリアが死んだら、の問いに冗談言っちゃうアルカード、ええなあ。
マントで包んでくれたの嬉しかったと言ってたマリア、めちゃわかる、きゅんきゅんよな

最初は父を否定していたのに、父を理解して同じく人間を愛して共に旅立っていくアルカード。
彼の成長というか、変化が見届けられて良かった。
ドラキュラが安らかに眠れて良かった。
いやー、観れて本当に良かった〜!!
以上です。
当日撮った写真も載せておきます。

宝塚はいつか観てみたいと思っていたので、ヅカオタの親友に感謝です。
入手しにくいであろうチケットも手配してくれて、いろいろと予習もさせてくれました。
めちゃくちゃ楽しかったです!
当日ゲットしたものたち

※公式グッズのブログ掲載が不適切であれば削除します
本当は観劇バッグが欲しかったものの、売り切れ…。
でも親友が劇場のショップでチョコを見つけて買ってきてくれて、良いお土産になりました!
夏だと溶けちゃうけど、ちょうど涼しい時期に入手できました。
ちょっっと、このリヒターのポストカードが…!!
これゲーム上の決めポーズそっくりじゃないですか?見つけた瞬間即買いしました。
ブロマイドも買おうか迷う…。
この記事をご覧になった原作ファンで、未観劇だけど内容が気になるという方は写真左上の「Le CINQ vol.248」の購入をおすすめします。
基本的には写真集のようなのですが、これには脚本も載っています!
宝塚オフィシャルショップで1,000円という破格で手に入ります。
なぜか全体的に安くて不思議です。
帰宅後にどうしてももう一度観たくてBlu-rayを購入。
流石にお値段的に迷ったのですが、こういうのはあんまり値下がりしないし特典映像が観たくて…!
稽古風景やKONAMIに見学に行った様子が収録されてて感無量です。
ゲームをプレイしている宝塚のお二人が可愛すぎる。すぐ元が取れちゃった。
穴が開くまで見ようと思います(円盤だけど)。
宝塚が好きでこのブログに辿り着いた方、ぜひ原作ゲームをプレイしてみてください!
というわけでリンクを貼りましたが…中古でも高くて驚きました…。
アプリで配信されているので、そちらをダウンロードしてプレイすることをおすすめします。500円以下です。
おそらく全然ゲームをやらない方も多いと思いますが、このゲームの楽な攻略法は「デスに装備を取られる前に最序盤でレベルを上げておく」ことです。
『操作がリヒターからアルカードに切り替わって悪魔城に入ったら、最初の犬みたいな敵を倒しまくってレベル5以上にしてから次に進む』と覚えておいてください。
そのフロアの犬みたいな敵を倒し尽くしたら道を引き返し、また戻れば敵が復活しているので、そこでレベルを上げてください。
ゲームが苦手な方はこれで攻略がだいぶ楽になると思いますので、先に進みたい気持ちを我慢してお試しください。
昔はこのやり方が定石だったはずですが、発売から20年以上経った現在ではやり込み記事とかが多すぎるので、超初心者向けアドバイスとして載せておきます
ここまで長文をご覧いただきありがとうございました!
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