推し活で名古屋に行った話2の続きです。
前回の名古屋旅行記の続きです。[sitecard subtitle=前の話 url=https://hisanagasawa.com/2024/12/08/hpmi1 target=]名古屋駅の駅ビルにあるキッチン[…]
ナナちゃん人形を後にした私たちは、近くにあるタワーレコード名古屋へ。
スタンプラリーは私の単独行動だったので、娘たちにもでらかっこいい十四のパネルを見て欲しくてもう一度行きました。
娘たちは十四のパネルよりも、推し活している女性たちに目を奪われていたようでした。
紫と黒で固めた彼女たちの楽しそうな空気と、いわゆる痛バを見るのが初めてだったようで、興味津々な様子でした。
それを見て、推し活を一緒にするのが親として正しいのかどうか不安がよぎりました。
(私は娘たちをオタクの道に引きずり込もうとしているのでは…?)
次は栄のHMVに行きたいところですが、栄駅近くにホテルをとってあるのでまずは大須商店街へ。
大須商店街はでらやべえ宴でもおなじみのナゴヤ聖地です。
事前にネットで検索したルートでは、名古屋駅から徒歩30分くらいで行けるらしい。
結構歩くけど大丈夫かと旅行前に娘に聞いたところ、登下校で徒歩には慣れているし(家が田舎なので学校まで30分くらい歩く)名古屋の街並みを散策したいとのこと。
じゃあ徒歩で行こうと決めていました。
頼りのGoogleマップでナビを開始したところ、徒歩42分と出て慄く私。
え…いや、まさかw
誤差でしょ!
旅先のテンションも相まって行けると判断した我々は、このあと深く後悔することになったのでした。
全然まさかじゃなかった。
道のりは当初想像していた街並みと違い、大きな幹線道路を延々と歩き続けるルートになってしまったため、景色が変わらないし全然たどり着けない。
歩きなれた道のりを歩くのと、知らない街並みをスマホのルートを頼りに歩くのとでは疲れ方が段違いでした。
半分くらいで会話も途絶え、たっぷり40分歩く羽目になり迷子が危ぶまれたころ、住宅街の中から神社のような建物が現れてきました。
中に入ると小さな観音様がたくさん並んでいました。
参拝客を装いながら(内心なにこれ?どこ?)と思いながらその建物を出て振り返ると
「大須観音…!大須観音じゃないか…!!」
大須観音がありました。
大須商店街のすぐ近くにある神社っぽいお寺です。
どうやら私たちは出口の側からお堂に入ってしまったようです。
立派な建物に心が躍ります。境内には鳩がめちゃくちゃ沢山いて、外国人観光客が嬉しそうに肩に乗せていました。
鳩多すぎ。
これってあれですかね、ナゴヤディビジョンのライブの円盤ジャケ絵のあれですかね。
人間の肩に乗ってくるほどの図々しい鳩を怖がり、娘たちはあまり近づこうとしませんでした。
せっかく来たのでお参りをしようとすると「疲れたから、いい」。
うん…。実は私もめちゃくちゃ疲れてしまったので、申し訳ないですが、参拝はまたの機会にしました。
目前まで来てなんですが、階段を登る気力もなく…。
「あ!あの鬼のやつ!ファンキーサウンズのMVで出てきたやつだ!!」
次女が急に目を輝かせて写真を撮り出しました。
鬼…?
出てたか…?(出てた)
私はさっぱりピンときてなかったのですが、次女が喜んでて良かったです。
その後大須商店街に行きました。
とっさに獄さんのアクスタと写真を撮りましたが、こういうのってどうやってピント合わせたらいいの…?
どう足掻いても背景かアクスタどっちかピンボケしますよね。
この日はネイルもしてなかったのでパッとしない写真になってしまいました。
でも、大須商店街の門はでらすげえ宴のMVにがっつり出てくるので、見た瞬間テンション上がりました。
これは何?くす玉?
みたいなのがアーケードに吊るされてたので撮りました。なんだろうこれ。
なんか知らんが面白い。
私も娘も疲れ果て、特に長女はそこまでナゴヤディビジョンにハマってるわけではないため満身創痍だったのですが、商店街の中が面白くてみるみるうちに元気になりました。
昔ながらのお店や今時のお店、和洋中のお店がごちゃ混ぜで面白すぎる。
そして、やはりナゴヤディビジョンの聖地といえば萬松寺(万松寺)。
ということでひとまずお寺を目指して歩き出したものの、面白いお店が多くて足止め楽しすぎました。
私は事前に立ち寄ると決めていたういろうで有名なお店、青柳総本家に立ち寄ってケロトッツォを買いました。
このお店はかえるまんじゅうも有名で、可愛いかえるの形をしたお饅頭にあんこが入っているのですが、ケロトッツォは半分に割れたかえるのお顔にクリームがはさまっているお菓子です。
不定期販売のようで、ラムレーズン味があったら絶対買いたかったので店舗で見つけて即買いしました。
店員さんも優しかった。通常のかえるまんじゅうとういろうも購入予定でしたが、荷物になるので翌日名古屋駅で購入。
万松寺ですが、目立つ外観だろうしすぐ見つかるだろうと思っていたら意外と見つかりませんでした。それもそのはず。
万松寺は万松寺通りには無いんですね。
新天地通りにありました。
どうして…。
大須商店街…面白い奴。
娘たちはお寺の形状をしていると思っていたようで、商店街に突然お寺を名乗る建造物が現れたことに驚いたようでした。
そして、例のアレです。
ナゴヤ推しならどこかで画像を見るであろうアレ。実物をそのまま拝める日が来るとは。
空却を、そしてナゴヤディビジョンを祀っているわけですね。
いや素晴らしい。
ファンキーサウンズのポスターがさながら曼荼羅のようです。
記念撮影が止まりません。
ありがとう。本当にありがとう。
オタクの心をわかってる。
てかこうやってサブカルコンテンツもお寺に展示されたら、それはもう信仰の対象なんよ。
宗教はこうして生まれていくのかもしれないな…。
夢中になっていて忘れていましたが、ここはお寺なのでまずは参拝しなくては。
本堂に向かい、お賽銭箱に小銭を入れて3人でお祈りをしました。
お賽銭がキャッシュレス決済に対応していることでも有名なお寺なのでやってみようと思っていましたが、急ぐ旅で手間取りそうだったので従来のアナログ方式となりました。
個人的には、古くからあるお寺という施設がデジタルに対応している事はかっけえと思っているので、次回はやってみようと思います。
さて、ここに来たら御朱印をいただくのが聖地巡礼の醍醐味。
社務所にいるおじさんに声をかけました。
私「御朱印くださ「空劫ですか?」
話が早い。
早すぎる。
私たちがキャッキャと撮影している様子を見ていたのでしょう。
おじさんがニコニコ顔でセリフを被せて来ました。
ありがとう。本当にありがとう。(2回目)
きっと今までたくさんのオタクを相手にしてきたのでしょう。
御朱印の説明をしていただき、台紙に挟んで渡してくれました。
台紙までもらえてこちらもニッコニコです。
お賽銭箱前に置かれていたお札?も一緒に台紙に挟んで持ち帰ることにしました。
台紙は折りたたまれて下の部分がホチキス留めされていたので、挟んでも落ちてこないようになっていました。親切〜。
恥ずかしながら、私は40代になって人生で初めて御朱印をいただきました。
前から興味はあったものの、そこまで寺社に参拝する機会がないのでスルーしていたんですよね。
空劫の御朱印は縦15.5×10.5cmなので、小さめのサイズなのかな?
ヒプマイにハマってから初めての経験がたくさんできて嬉しいです。
大須商店街の大きな目的を達成した私たちは、その後アイスを食べたり夕食用にテイクアウトを購入しました。
11月なので夕方5時にもなると真っ暗。楽しすぎて疲労感もどっと出てきました。
あー楽しかった。さすがに疲れたのでホテルでゆっくりしようと商店街を去ろうとすると、
「まだホテルに行きたくない」
次女、どうした?
「まだ聖地巡礼が終わってない!」
え?
「オアシス21に行きたい!!」
どこですかそれは…。
予想以上にナゴヤの沼に浸かっていた次女、まだ私たちの聖地巡礼は終わっていなかったようです。
次回、終わらない聖地巡礼編に続く。
(長くてすみません)
ヒプマイのナゴヤディビジョンの推し活をしに名古屋に行ってきた旅行記です。[sitecard subtitle=前の話 url=https://hisanagasawa.com/2025/01/02/hpmi3/ target=][…]