アビスの癒し手 3話 魔法の制約

久永沙和のオリジナルファンタジー漫画。

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突然異世界に転移した女子高生のリコ。そこは剣と魔法のファンタジー世界だった。久永沙和のオリジナル創作漫画です。縦スクロール漫画を分割して掲載しているので、ところどころ白い線が入ります。[…]

(思い出せるのは、寒い夜と、冷たい川の水)。ゆっくりと目が覚めるリコ。(あ、これ多分)久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」(…遠くから声が聞こえる).1-3

異世界に転移したリコは、そこで出会った冒険者の青年フィンに突如求婚された。

異世界に転移したリコ。目の前の金髪の青年は言った。「僕と結婚してくれ!」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-1
目の前の青年は自分に結婚してほしいと言ってきた。呆気に取られるリコ。ようやく絞り出した声はシンプルな疑問だった。「へ?なに?なんで」(こんな俳優みたいなイケメンに求婚されるなんて。異世界ってすごい)青年「なんでって」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-2
なぜ自分に求婚するのか?当然の問いに、金髪の青年は「なんでって、君は命の恩人だからね!他に理由なんてないよ!」リコ(あ、残念なイケメンか)リコ「じゃあ、無しで」フィン「無しか〜」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-3
どうして自分に求婚するのか尋ねられ、命の恩人以外の言葉がなかったフィン。「じゃあ君が納得のいく理由を見つけておくね」めげない。リコ「というか私の方こそ、フィンさんは命の恩人です。だからお互い様です。」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-4
なぜか異世界転移先の冒険者に求婚されたリコ。顔は良いが中身が残念だったのでお断りして別れを告げた。リコ(そうだ…スマホ…ない!いや、あっても使えないか)久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-5
冒険者と別れて急に心細くなるリコ。何か持ってないかと自身のスカートやポケットを探るが、何も持っていないことに気づいた。リコ(え…ちょっと待って)あたり一面の森林が風に吹かれて葉がガサガサと音を立てる。久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-6
冒険者と離れ、転移した世界で急にひとりぼっちになってしまったリコ。(この先どうすればいいの!?)右も左もわからない状況で愕然としたリコはその場にへたり込む。久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-7
転移した異世界で途方に暮れて座り込んでしまったリコ。先ほど別れた冒険者が声をかける。「ん?どうした?」座り込んだままプルプルと震えるリコ。リコ「私を…」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-8
リコ「仲間にしてください!!」冒険者「うわびっくりした」リコ「あのっ私!どうやって魔法使ったかわからないけど、必ずお役に立ちます!連れてってください!」女性冒険者「急にどうした」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-9
リコはひとりぼっちで異世界で生きるのは困難と考え、先ほどの冒険者たちに仲間にしてほしいと懇願した。リコ「帰りかたわかんないし、あんな怪物がいる世界で一人で生きていけない。って思ったら」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-10
心細くなって泣き出してしまうリコ。アイビー「よしよし、大丈夫だよ。あんたを召喚したのはあたしたちだよ。放っていったりしないよ」「それに、貴重な回復魔法の使い手だからね」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-11
「え?」何か大事を言葉を聞いた気がして、リコはふと疑問に思う。フィン「うん!そのうち結婚してね!」リコ「それは嫌です!」リコ「あ、考えてみれば」何か思いついたように話しだした。久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-12
異世界に転移したリコは自分が回復魔法が使えることを前向きに考えだした。リコ「私がもし怪我をしても、自分で回復魔法で治せばいいんですよね!」「……」急に黙る冒険者一行。女性冒険者のアイビーが沈黙を破って口を開く。「…あのね」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-13
アイビー「魔法って自分自身には使えないんだよ」リコの頭が真っ白になった。久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-14
「はああああああああ!?」リコの絶叫が森の中をこだました。久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」3-15

リコはこの世界で唯一の回復魔法の使い手になったが、魔法は自分自身には使えない。制限のある力だった。

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赤髪の女性「あたしはアイビー。あんたは?」異世界転移してきた少女「リコです」震えながら女性の手を取り、自分の名前を伝える。褐色の青年「リコか!いい名だな!俺はゲンティだよろしくな」久永沙和オリジナルファンタジー漫画「アビスの癒し手」2-7
アビスの癒し手 もくじ

女子高生のリコが突然転移したのは魔法が存在するファンタジー世界だったが、回復魔法の使い手が失われていた。なぜか回復魔法が使えるリコは仲間になってほしいと冒険者から誘われるが…。久永沙和のオリジナル縦スクロール漫画です。※縦長の画像[…]

万府くんは、いつもまんぷく。6巻収録イラスト|久永沙和

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