万府くんは、いつもまんぷく。35話 世界の見え方

1話から読む

久永沙和のオリジナル漫画。クラスのおかしな男子高校生と同じ委員会になった赤城さんは…。Oh, my God.I became a member of the library committee somehow.He was[…]

(全然知らない男の人みたい。そんな顔されたら、私どうしたらいいのかわからない)放課後の学校の廊下で、万府くんに告白された赤城さん。いつもと違う真剣な眼差しに戸惑いを隠せない。「こ、困る…」両手で顔を見られないようにしながら言う赤城さん。万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが
赤城さんの言葉に強くショックを受ける万府くん。寂しげな顔をする。赤城さんの手を離して言う。「…わかった。ごめん。もう、やめる。全部」赤城さん「え」万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが
赤城さん「なんでそんな漫符出すの?」学校の廊下。赤城さんから見た万府くんは、彼の周りに黒いモヤのようなものが映っている。彼が出している漫符だろうと彼女は思い、自分が見たものをそのまま伝えた。万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが
万府くん「それは俺には見えてない」赤城さんには彼の周りに黒い漫符が見えると言う。万府くんはそれを自分には見えないと否定した。彼の視界には黒い漫符など無く、いつもの学校の廊下が見えていた。万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが
赤城さん「え」。彼女には彼が何を言っているのかわからなかった。万府くん「前からずっと違和感があった。俺が見てる漫符と赤城さんが見てる漫符は違う。言葉が人によって受け取り方が違うように、漫符も見え方が違うんだ」万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが
万府くん「俺たちは分かり合えない」赤城さんは「そ…」と何か言いかける。(その方が、万府くんはいいの?)私たちは分かり合えない方が、いいの?万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが
赤城さんは万府くんを見る。相変わらず、彼の気持ちはわからなかった。目を伏せて赤城さんは言う。「……うん、分かった」一度はわかり合えた二人。でも、またすれ違ってしまう。漫符が見えたから分かった気持ち。今度は、漫符が見えないから分かり合えない気持ちがそこにあった。万府くんは、いつもまんぷく。35話|久永沙和のオリジナル漫画|無料漫画|面白い|フリーまんが

同じものが見えていたはずなのに、違っていたことに気づいてしまった二人。
それぞれの世界に戻すために動き出す。

「あの時、確か赤城さんの上顎と俺の下顎がぶつかった」「安直だけど同じことをすれば、赤城さんは漫符が見えなくなるかもしれない」放課後の廊下で、万府くんは赤城さんに言った。万府くんは、いつもまんぷく。36話久永沙和のオリジナルコミック。無料で読めるおもしろい漫画。HisanagaSawa original comics無料で読めるおもしろいコミック。Manga

36話は久永沙和のpixivFANBOXで無料先行公開しています!
無料で読めますのでぜひご覧ください。

万府くんシリーズもくじ

同じクラスの万府くんは、なんだか変。いつも空気中の「何か」を食べている。──なんと彼は空気中に漂う「漫符」を食べていた。自分も漫符が見えるようになってしまった感情豊かな赤城さんと、その漫符を食べる万府くんのおかしな[…]

万府くんは、いつもまんぷく。|久永沙和

万府くんは、いつもまんぷく。6巻収録イラスト|久永沙和

pixivFANBOXでは、久永沙和の漫画作品の先行公開やメイキング、裏話などがご覧いただけます。
ご支援は主に久永沙和の難病治療費にしています。無料コンテンツもありますので覗いてみてください。